普通二種技能試験
試験概要
ここでは、普通二種技能試験の大まかな流れや特徴を紹介します。
場内課題
まずは試験場内の鋭角課題を行い、その後、通過できれば方向変換または縦列駐車課題を行う。
1. 鋭角
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3回以内の切り返しによって通過
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3回までの切り返し: 減点なし
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4回目: 通過不能(不合格)
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2. 方向変換または縦列駐車
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これは、普通一種と同じ
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1回は切り返しても減点なし。
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2回の切り返し: 10点減点
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3回の切り返し: 20点減点
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4回目: 通過不能(不合格)
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場内課題終了時に、80点以上の点数が残っていると、路上試験となる。
路上試験
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採点は、車に乗り込む時から降りるまでの間のすべて
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各運転免許試験場の周囲の定められた試験コースを1コースだけ走行。
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1コース概ね6km。
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初めに100mほどならし走行があり、試験へ移行。その際下車はしない。
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ならし走行・・・車のブレーキやアクセルなどの感覚をその区間の間に確かめる目的もうけられた区間の走行。減点はされない。
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場内課題も含め、路上試験終了時(下車時)に80点以上点数が残っていれば合格。
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基本的には、普通一種の試験と同じ(走行距離が長く、合格ラインも(70点ではなく)高い)。ただし、二種試験特有の課題がある。
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二種特有の課題は以下の通り
普通二種技能試験における追加課題
1. 停車
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指定停車(1回)
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試験官が目標物(ポール・電柱など)を指示するので、車の後部左側ドアの幅の範囲内に合わせ、道路左側端に停車
(例)👮「左前方の駐禁のポールに合わせて停車してください」
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直前停車(3回)
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試験官の合図で停車する
(例)👮「停車可能な場所で停車してください」
= 適法かつ合理的に最も近い場所の道路左側端に停車
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3回のうち、1回は停車禁止場所(交差点内、横断歩道状など)を含んだ箇所での停車を指示される
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= 停車禁止場所を避けた上で合理的に最も近い場所に停車
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2. 転回
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試験官に指示された区間内で、できる限り速やかに転回すること
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転回方法は、2種類(道路状況に応じる)
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中央線に寄ってから行う
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いったん左側で停車してから行う
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1回の切り返しは減点にならない
ここからはマル秘
乗車から発進まで
1. 乗車前確認と乗車方法
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車の周囲確認:車の前後・下に人や障害物がないか確認(特に子どもや動物など)。
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後方確認:前後方から車や自転車が来ていないか確認。
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ドア開閉時の安全確認:ドアを開ける前に再度前後方を確認し、安全を確認してから開ける。
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乗車:静かに乗り込み、ドアを確実に閉める(半ドア: -5点)
2. 乗車後の手順(🔑エンジンかけるまで)
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ドアの施錠
施錠しなくても減点はない。都道府県による。
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座席の調節(忘れ: -5点)
前後は必ず。必要ならば、高さやリクライニングも
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ルームミラーの調節(忘れ: -5点)
自然な運転姿勢で行う。
必ず触る(必要性を感じなくても)
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シートベルト装着(忘れ: -10点)
動き始めるまでに装着すれば減点なし。
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ブレーキを踏んで、エンジン始動
3. 🔑エンジン始動から発進まで
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ブレーキを踏み、エンジンをかける
ずっとブレーキは踏んでおく
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サイドミラー🪞を調節
必ず行う必要はないが、ミラーが合っていないと、運転が非常に難しくなるので、調節を忘れないように。
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ギアを「D」へ入れる(AT車)
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サイドブレーキを解除(しない or 不十分: -5点)
完全に下ろしきるを忘れないように
バックミラーで後続車を確認。後続車の妨害とならないタイミングで、 -
右合図 (しない: -5点)
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左後側方→右後側方の目視確認👀して、前を向く(不適: -10点)
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ブレーキを離し、アクセルを優しく踏んで発進(急発進: -5点)
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ハンドルを少し右に回し滑らかに進路変更(道路左端から走行車線へ)
速度調整
1. 停車
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指定停車(1回)
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試験官が目標物(ポール・電柱など)を指示するので、車の後部左側ドアの幅の範囲内に合わせ、道路左側端に停車
(例)👮「左
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